インターン日記40日目(野尻)
長野県やすらぎの森オートキャンプ場の締め作業が本日で完了します。天候は生憎雨の予報ですが、午後まではくもりで持ってくれていたので作業がしやすく助かりました。野尻です。
昼から作業をして、昨日作った雪囲いの補強や、トイレに不凍液を入れたりと越冬の準備をしました。
私は福岡の出身であり、水道が凍ったり、雪かきが必要となるような場所に暮らした経験がありません。
気温の低下により水道管が凍る地域があることは知識として知っていましたが、さらに、積雪が溶けた後に凍るのが水道管を痛めたりする、ということなどは今回初めて聞いたことでした。
”移住”について考えてみると、国内ではどのくらいの人が引っ越しをしているのでしょうか。総務省発表の2015年の統計をみてみると、2015年は2003年から12年ぶりに移動者数が増加しているそうです。高度経済成長時代以降は人口の移動は落ち着きがあるものの、昨今のU、J、Iターンなどの就職をきっかけにした転出や、就学、就職をきっかけにした転入で東京での移動が最も大きい数となっているようです。
また、これらの数字は役所への届けをしている人の数から算出したものなので、実際はもっと数が大きいことも考えられます。例えば、東日本大震災の影響でそれまで住んでいた地域にいることが難しくなったけれども、いずれは戻りたいと考えている人にとっては届けを出すことはあまり積極的にならないように思います。
話を少しキャンプ場に戻します。おそらく人口の移動は国内人口の減少に伴いますます減少していくことが予想できます。その中で、東京に人口の集中することは非常に経済的に非効率的であると私は思います。今後、Nature Serviceでは、都心で働く人たちが自然に入ることで生まれる効果について検証をしていきますが、リモートワークで生活を維持する人が増えればその人口集中を食い止めるきっかけにもなるのではないかと思います。
キャンプ場に行くことは移住ではありませんが、キャンプ場がある町のことをより知ってもらい気に入ってもらえれば、そこに住むという選択もしやすくなりますよね。2020年の東京オリンピックまでは関東にいたい私ですが、その後も住む場所を自由に選べるような人間になりたいと思います。
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