インターン日記20日目(野尻)
今日10/31は、ハロウィンです。近年の日本では、よりパーティー的な文脈での楽しみ方をされるようになってから、イベントのルーツとは全く異質なものになりました。もともとはケルト人による死者のためのお祭りで、カトリック教会でも世俗的なイベントとして認知されているそうです。日本の若者が広く楽しむことができるイベントとして成立する限りは、本来の趣旨とは異なるにせよ、良い側面もあるのではないでしょうか。野尻です。
ただいまNature Serviceでは、指定管理者制度を利用してとあるキャンプ場の運営する権利を獲得しようという動きがあります。地元の方々との連携なしには達成しえないということで、新たなつながりが生まれようとしているところに大変魅力があると思います。
行政が持て余す土地と施設に民間団体が入って実際の運営をするという点で、指定管理者と業務委託とでは似たところがありますが、その権限などにおいて法律上異なります。指定管理者は施設の使用許可を出すことが可能である一方で、業務委託者の場合には地方公共団体に権限があることなどが挙げられます。指定管理者として運営できる方が、より自由度が高い権利を持つことが出来ると考えて良いのでしょうか。
キャンプとはそもそも、主に山などの野外で食事をし、寝泊りを一時的に行うことを指します。普段の生活圏とは別の場所で非日常的な暮らしをするという点では滞在型の観光旅行と同じですが、ホテルなどのサービスを利用せずに基本的には自分たちで自身の世話をするところが大きく違いますね。最近では、ホテルのようなサービス(ソフト)とキャンプのようなワイルドさ(ハード)を融合させた”グランピング”=”glamourous + camping”が流行しているそうです。
”若者の〇〇離れ” というフレーズをしばしば目にしますが、旅行もご多分にもれず挙げられるフレーズとなっています。ハロウィンで味わう非日常感の方が、現代の若者にとっては身近で、とっつきやすいのでしょう。ハロウィンはSNSに写真を投稿するネタになりやすかったり、家から近いところで楽しめたり、泊まらなくても済むところが魅力なのではないでしょうか。”安近短”を求める傾向がより進行している気もします。
若者のニーズも捉えながら、地方のキャンプ場を盛り上げていければいいなと思います。
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