インターン日記13日目(野尻)
月曜日から水曜日まで移動があったので、久しぶりに一日中オフィスにおりました。新しくやらせて頂けることもだんだんと増え、働く実感が湧いてきた日でした。寒いのかなと思ったら、やっぱりまだ半袖でも問題なさそうな日中でしたね。野尻です。
本日のテーマは、「ディープラーニング」についてです。月曜日の熱海でのロケハンの際に社長から日記のお題として与えられたものです。
人工知能、といえばドラえもんや鉄腕アトム、あるいは「A.I.」など(映画にもありました・・)中学生や高校生の頃までの認識としては、フィクションであり、世の中には実現しにくいもの、”SF”というイメージがありました。
しかしながら、2010年頃から「ビッグデータの活用」やコンピューターの目覚ましい発達(演算スピードの向上)により、現在は第三次人工知能ブームと呼ばれています。実は人工知能に関する研究は1960年代から続いているもので、なんと今年で50年を迎えるそうです。
インプットしたものをコンピューターが処理をし、アウトプットするという3つの層で人工知能は成り立ちますが、現在はこのコンピューターが処理をする部分が幾重にも重なるため、複雑かつ膨大な情報の中から適切なものを取り出して、アウトプットをします。このインプットとアウトプットの中間にある層が昔に比べてかなり膨大になったこと、そしてその演算に用いるアルゴリズムが進化したことで、人間から「ああせいこうせい」と指示を出さなくても、コンピューター自らがルールを発見し、修正・改善をし、実行にまで移してしまうというのですから驚きです。
車の模型をつかったシミュレーションにおいて、最初はぶつかり合っていた5台の車が、時間を追うごとにスムーズに走れるようになるところまでをこなす実験結果などが出ています。これは自動運転の技術として応用されていくもので、人間が運転するよりも効率的かつ安全なものになる可能性があります。
また、身近な所でもiPhoneのSiriという機能がありますが、「今日の天気は?」と聞いたインプットだけで、Siriがインターネットの情報をもとに「どこの」「いつの」「どんな天気」を教えてくれるのも、やはりディープラーニングの発達によりなせる技です。そもそも、機械からしてみれば「kyo-no-tenki-wa?」という音を聞き分けて「京能天気和」とか解釈しないだけでもたいしたものだと感心してしまいます。
今後、20年のうちにこうしたロボット産業は10倍以上に成長する見込みがあり、私たち人間の仕事が奪われてしまう未来もだんだんと現実味を帯びています。社長に「どんな仕事ならロボットにとって代わられないか?」と問われましたが、私の答えは「個性やタレントを必要とする仕事」でした。でも、そんな個性やタレントもロボットに操られてしまう可能性も否めないことを考えると、恐ろしい気持にもなりました。
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