言葉と文化の壁がビジネスに及ぼす3つの影響とは?(その1)

ある国の言葉がわからなければその国の文化を理解することは難しく、文化が理解できなければ、生まれも育ちも言葉も異なる人々の考えを真に理解することは困難であるといえます。言葉や文化の違いは日常生活のみならずビジネスの世界にも影響を及ぼし、グローバル企業が対処しなければならない大きな課題の一つだと考えられています。

今回は、組織の生産性、多国籍メンバー間の協働、顧客の囲い込みの3つの視点から、言葉と文化の壁が企業にどのような影響をもたらすのか、Rosetta Stoneの記事を参考に考えてみましょう。

「言葉と文化の壁」と「組織の生産性」

このような状況を目の当たりにしたことはありませんか?ある顧客が商品を購入するために店舗に出向きました。ところが、顧客が欲しい品物は在庫管理システム上確かに店舗内にあるはずなのに、店員がどれだけ探しても一向に見当たりません。どうやら別の従業員が在庫管理場所を間違えてしまったようなのです。この場合、店員は品物を探す時間を無駄にし、品物は販売されることなく店舗のどこかに放置されており、さらに顧客は不満な気持ちを抱いてその店を出ることになります。

組織内部の生産性を低下させるこのような状況は極力避けたいものですが、実際にはどんな企業にも起こり得る出来事です。そしてこれがグローバル企業ともなるとここに言葉や文化の違いという別の問題が加わり、これらの問題を放置すればさらなる生産性の低下を引き起こすのです。

 

ビジネスリーダーは常に己の組織に対し、スピード、柔軟性、そして生産性の向上を求めています。特にグローバル企業では、言語や文化の問題を少しでも軽減するために適切な人材を雇用・配置し、組織内部をまとめあげなければなりません。そうしなければ、内部でミスやロスが発生し、ひいては生産性の低下という大きなリスクを背負うことになります。

他言語を学び異文化への理解を深めることは、組織内のミスやロスを軽減させ、結果的に生産性の低下を防ぎます。事実、Rosetta Stoneの調査(2015年)によると、他言語の学習は、組織内の従業員間における生産性および、ビジネスパートナーやベンダー間における生産性を向上させたと、調査回答者の7割が答えたそうです。言葉や文化の相互理解がグローバル企業の生産性を向上させる要因の一つであることがこの調査からもはっきりとわかります。

それでは次に多国籍メンバー間の協働と顧客の囲い込みの視点から、言葉と文化の壁がビジネスに与える影響について考えてみましょう。

《つづく》

《参考URL》
TOP 3: BUSINESS IMPACTS OF LANGUAGE AND CULTURAL BARRIERS|Rosetta Stone
NEDA DASHTI


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