翻訳アプリはいつしか我々の生活に溶け込み、当たり前の存在になってゆくのかもしれない

テクノロジーを駆使し、より高精度な機械翻訳を提供しようとしているアプリがあります。MicrosoftSkype Translatorです

このアプリが何をしてくれるのかといえば、Skypeを通して異なる言語同士の音声会話やインスタントメッセージを翻訳してくれます。つまり、異なる言語同士でも会話もしくはメッセージ交換が翻訳者を介さずにできることになります。しかも、ほぼリアルタイムに、です。こんな夢のようなアプリが誰でもどこでも利用できるようになったら、世界は一体どんな風に変わるのでしょうか。

Skype Translatorを始めとする機械翻訳に寄せられる期待は大きく、今後の進歩から目が離せません。そんな日々成長し続ける機械翻訳の展望をSkype Translatorの活用を通して紹介している The Atlanticの記事があるので、ぜひとも共有させてください。

繰り返しにはなりますが、Skype Translatorには音声会話の翻訳とインスタントメッセージの翻訳という2つの役割があります。音声会話の機械翻訳を体験した記者によると、誤訳などの間違いはあったものの許容範囲であり、お互いに異なる言語を発しているのに意味が通じあったことに感嘆したそうです。

Microsoftでは現在、Skype Translatorの活用を通して、これらの翻訳テクノロジーを人々の日常生活にどのように溶け込ませるかというところに焦点をあてて取り組んでいます。世界中の学校のクラスルームでお互いに会話ができたり、海外旅行先の現地情報を地元の人間から事前に得たり、日常生活のさまざまな場面で活用できることを望んでいます。また、ビジネス界での大きな変化にも期待をしています。

MicrosoftSkype Translatorを企業に限定して提供しているわけではなく、一般ユーザーも利用できるSkypeで提供しています。これは多少なりとも生じる不完全な翻訳に対して一般ユーザーの方が企業幹部たちよりも寛容だからというわけではありません。より多くの一般ユーザーに常日頃からSkype Translatorを利用してもらい、それがビジネスでも利用できる可能性を感じ取ってもらうためなのです。

記事のなかでは、通常は重要な取引では翻訳者に頼っている巨大な多国籍組織も、仮にSkype Translatorが完璧な機械翻訳を提供できたら、翻訳アプリの方を利用するだろうと推量しています。また、さらに大きな可能性を秘めているのは、翻訳者を雇用する余裕のない発展途上国企業での利用だと述べています。国際ビジネスに英語は付き物となっているが、英語が母国語でない国でのSkype Translatorの活用は大きなメリットをもたらすと考えられています。

Startup Stock Photos

たとえば中国では、多くの人間が英語を学んでいます。しかし、英語を頻繁に話すのは学んだ人間のうちの515%程度で、それ以外は滅多に話さないといいます。これは、中国人が国際取引の場ではやはり母国語でのやり取りを好むということだそうです。経済的に成熟しつつある中国でさえ母国語を望むのです。英語を母国語としない経済発展途中の国々において他言語での国際取引はさらにハードルが高いです。そういった意味でSkype Translatorを始めとする機械翻訳が活用されるとすれば、そこにもたらされる経済効果は計り知れないのではないでしょうか。

現在のところ、プレリリース版のSkype Translatorが対応している音声翻訳の言語は英語(米国)、スペイン語、イタリア語、中国語に限定されています。一方、インスタントメッセージは50言語に対応しています。

Skype Translatorと弊社が提供するChatter Auto Translatorは同じ翻訳エンジンを使っています。SalesforceChatter Auto Translatorを組み合わせれば、Skype Translatorと全く同じ精度で社内メッセージが自動翻訳される環境が整うことになります。音声認識の同時通訳よりも一足お先に、まずはテキスト自動翻訳を活用し、企業内の言葉の壁を打ち破るのは如何でしょうか?

《参考URL》

What Would a World Without Language Barriers Look Like?The Atlantic

Joe Pinsker


banner

Chatter Auto Translator に興味をお持ちの方は、是非下記のフォームよりお問合せください。