世界の企業幹部たちも、グローバル化成功のカギが言葉の壁の克服にあることを認めている

企業が国をまたいでビジネスを成功させるためには、言葉の壁を克服する必要があります。なぜなら、意思疎通がうまくできなければ、社内・社外ともに伝達不足や誤解が生じ、それらが積み重なることによって企業成長に大きな影響を及ぼすからです。

企業のグローバル化と言語の問題は切っても切れない関係にあり、企業経営者もコミュニケーションの重要性を十分に認識する必要があります。今回は、米CNBCの記事より、世界中の企業幹部たちが言葉の壁をどの程度重要な課題として捉えているのかをご紹介したいと思います。

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同記事では、先進国の多くの企業が企業活動の拠点を新興国へと拡大していることに触れ、そこで成功できるかどうかは、現地の顧客や同僚、サプライヤーや提携企業との効率的なコミュニケーションにかかっていると述べています。要するに、国際的な土俵で企業が成長できるかどうかは、異なる言語や文化の隙間を少しでも埋め、人と人との良好なコミュニケーションを築くことが不可欠であるということなのです。

また、Economic Intelligence Unitと共同で行われたEF Education First調査結果をもとに、言語の壁が国際ビジネスにどのような影響を与えているのかについても説明しています。記事によると、調査に協力したおおよそ600人の世界各国の企業幹部のうち約半数が、コミュニケーションを起因とする誤解が主要な国際取引の妨げになっており、それが多額の損失につながっていると認めています。つまり、国際レベルでビジネスを成功に導こうとする時、目の前に立ちはだかる大きな障壁の一つが言葉と文化の違いだということなのです。これは、初の海外進出を狙う企業にとっては特に問題となり、調査回答者の64%が海外市場で足がかりを得るのを困難にさせている要因に言葉と文化の壁を挙げているそうです

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特にラテンアメリカや南欧諸国で言語の違いは大きな問題として捉えられています。ブラジルの企業幹部の38%、スペインの企業幹部の40%が、国境を越えて効率的にビジネスを展開するには言語の違いが大きな障壁になると回答しています。たとえば、ラテンアメリカの主要国の多くがスペイン語を母国語としているのに対し、経済発展の著しいブラジルはポルトガル語を母国語としています。他国がブラジルでビジネスを展開しようとするならばポルトガル語への対応は必須で、それを怠ればビジネスチャンスは一気に失われてしまうのです。

調査によると、世界の企業幹部の約90%が、言葉の壁によるコミュニケーション不足が改善されれば、国境を越えてビジネスを展開しても利益や収益、マーケットシェアをかなり高めることが可能であろうと認識しているそうです。

企業にとっての海外進出は、より大きなマーケットに参入できるまたとないチャンスです。そして、その海外進出を成功に導けるかどうかの大きなカギとなるのが言葉の問題であり、それを重要な経営課題の一つとして認識することが大切だということなのではないでしょうか。

 

《参考URL》
Language Barriers and Miscommunications are Stifling GrowthCNBC
Andy Bailey


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